アロマセラピー

ラヘラのコンセプト

アロマとセラピーとは?

私たちの生活は多くのストレスにさらされています。
仕事上のストレスや職場での人間関係、さらには、家事や育児、夫婦間のトラブルなど・・・
特に現代では、女性の社会進出もさかんになり、ストレスの質も以前に比べ多様になっています。
人間は、古来から植物の持つ力をおおいに活用してきました。
薬草で傷を治したり、豊かな緑に囲まれてリフレッシュしたり・・・
花屋の前を通りがかって心が和んだというようなことは、多くの方が経験されていることと思います。
植物の持つナチュラルな力を積極的に活用していこうというのが、アロマの考え方なのです。

アロマオイル(精油)の特徴

アロマオイル(精油)とは、ハーブなどの植物の有効成分を抽出した揮発性のオイルのことを言います。
植物の葉や花、果皮、樹皮、樹脂などから得られ、植物により異なる香りや成分を持っています。
植物が、外的(虫や動物)から身を守る、種を鳥に運んでもらう等の為に発する香りは、
生活の様々なシーンで私達をサポートしてくれます。
精油は抽出される際に、自然の状態と比べてかなり濃縮されています。
ですから、トリートメントをするときは、植物オイルなどのキャリアオイルなどで希釈して用います。
海外では、医師の処方する薬として用いられている国もあるほど、
その効果・効能には目を見張るものがあります。

300種類以上のアロマオイル(精油)が存在しますが、アロマオイルを抽出するためには、
きわめて多くの植物を必要とするため、高価なエッセンシャルオイルも多数存在します。
例えば、ローズのアロマオイル(精油)を1滴抽出するためには、およそ50個のバラの花が必要とされます。

妊婦さんとアロマセラピー

精油に含まれる芳香分子は非常に小さいため、母体に取り込まれたあと、血液循環を経て、
胎盤にも移行します。
胎盤を通過した精油の50%は直接胎児の循環に、残りの50%は胎児の肝臓を通過してから
胎児循環に入るといわれています。
この時期の胎児の肝臓には薬物を代謝する能力があると考えられてはいますが、
はっきりとはわかっていません。
(参考:カーティ曽田乃倫子著『母と子のアロマセラピー&ベビーマッサージ』、ガイアブックス、2010年)
そのため、この時期の精油投与は非常に低濃度(0.5%以下)、もしくは局部のみに使用させて頂いております。