豊中 エステ アロマ&ホットストーン ラヘラ

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lahella's コラム

忘れることのできないお客様の言葉

もう6年ほど前になるでしょうか。
ラヘラを開業する前、あるショッピングモール内のサロンでセラピストとして働いていた時の事。

はじめてご来店のお客様を担当することになりました。

お背中や首のハリがとても強く、全体的に張りつめた感じ。でも、少しうつろな表情だったのが気になっていました。


私は基本的に、施術中はあまりいろいろ話しかけるタイプではないので、
お体の状況を一言二言お伝えしながら施術をすすめていました。

するとお客様が少しずつご自身のことをお話ししてくださいました。

◎少し前までは、どちらかと言うと豪快で些細なことは気にならない性格だったこと。
◎ある日突然、何故時計の針は進むのか・・・と言うことが気になって仕方が無くなったこと。
◎仕事もバリバリこなしていたのに急にできなくなってしまったこと。
◎見かねた家族が病院に連れて行くと、「神経症」と診断されてしまったこと。
◎なぜ自分が・・・?と未だに理解できずにいること。

そして一言おっしゃった言葉がずーっと心に残っています。

「お医者さんは、背中すらさすってくれない」

やり場のない不安が常に付きまとい、診察の時に
「ちょっと背中をさすってくれるだけでいいんです」と言ったら、
「私は医者なのでそれは出来ません」と言われてね・・・
ひどく悲しくなって。

そんなやり取りをしました。

ちょうど、精神保健福祉士受験のための勉強をしていた時期でもあり、この言葉は私の心に
ずしんと響きました。

そのお客様は、一緒にお買い物に来ていたご家族を待たせてまで施術の延長をして下さり、
その後も時々ご来店してくださるように。

「こないだは良く眠れたよ」

そんな言葉を頂くと、人の手だからできるこの仕事を選んでよかった。と心からそう思えました。

セラピストと言う仕事は、自分の生き方すべてが反映される仕事です。
時として、人の人生を変えてしまう(大げさな話ではなくて)仕事だと思います。

色々なお客様がいるけれど、アロマトリートメントサロンやリラクゼーションサロンにご来店される方は
身体も心もクタクタです。

そこでセラピストが発する一言が、当てる手が、大きな力を持っている・・・
私はそのことを肝に銘じて、いつもお客様と向き合っています。